2023年10月、神奈川県川崎市にある日本理化学工業様を訪問しました。
2023年夏の24時間テレビ46スペシャルドラマ『虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ』のモデルにもなった、主にチョークを製造・販売する企業です。
ドラマをご覧になった方や、ガラスに描けるチョーク「キットパス」をご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
日本理化学工業様は1960年に知的障がいのある女性を雇用したことをきっかけに、障がいのある方を積極的に雇用し、現在は全社員約90名のうちなんと7割を占めるのが障がいのある社員です。
実際に会社にお邪魔して感じることのできた企業としての在り方や、障害を持つ子の親としての希望についてお伝えします。
(取材協力:ライター 熊田美佐さん)
日揮パラレルテクノロジーズ株式会社(JPT)は、建設・エンジニアリング最大手「日揮ホールディングス」が2021年に設立した特例子会社(※)です。
従業員が一定数以上の企業には障害 者の雇用が義務づけられています。障害者雇用に定着しつつあるイメージは「やりたい仕事がない」「収入が下がる」というものが目立ちます。障害の有無に関わらず、誰であろうと働くことで社会的意義を感じ、さまざまな経験を積んでキャリアアップと豊かな生活を送る権利があるはずですが、障害者雇用の実態はそうはなっていないのが現実です。そうした課題に風穴を開けようと設立されたのがJPTです。
今回のインタビューでは、日揮パラレルテクノロジーズ株式会社 代表取締役社長 成川潤さんに、JPTの障害者雇用についての考え方と取り組み、これから実現したいことをうかがいました。また、JPTで働く障害のある方に、JPTでのお仕事内容や働き方についてリアルな声を聞かせていただきました。
(取材協力:ライター&フォトグラファー
岩見尚子さん)
2022年10月、京都市中京区にある「くらら庵」を訪問しました。
「くらら庵」は学校に行かない選択をした子どもたちの居場所として2021年5月にオープンした居場所(フリースクール)です。
また、子どもだけでなく、あらゆる年代の方のためにも開かれている空間です。
学校に行っている子も行っていない子も、自分らしく成長していける空間を作りたい。
そんな思いで「くらら庵」の運営、発達障がい者やそのご家族の支援を中心に幅広く活動されている「株式会社 みのりの森」代表取締役、「NPO法人Reframe」代表理事の朝倉美保さんにインタビューをさせていただきました。
発達障がい専門誌「きらり。」の発行、学習支援(家庭教師・個別指導塾)、習字教室、カウンセリング、発達障がいの情報サイト「凸凹じぶんなび とことこ」運営、そして通信制高校の情報についても聞いてきましたので、ぜひご一読ください。
(取材協力:ライター&フォトグラファー 石川ひろこさん)
2022年4月、大阪市中央区にあるフレンチレストラン「ル・クロ・ド・マリアージュ(以下「ル・クロ」)」を訪問しました。
「ル・クロ」は障害のある方が調理や接客など様々な役割を持ち、プロのシェフと共に働いている「ユニバーサルレストラン」です。また、同じ建物内に「バリュー・ラボ・フクロウ(就労移行支援・就労継続支援A型事業所)」・「ル・クッカー(児童発達支援・放課後等デイサービス)」も併設されています。
障害のある方たちが働いている様子を見学させてもらった後、「ル・クッカー」責任者の瀧 幸子さんにインタビューをさせていただきました。未来に希望を持てるすてきな活動をされています!ぜひご一読ください。
(取材協力:ライター&フォトグラファー 石川ひろこさん)
「発達障がいの目線で、みんなの生きやすさを叶える」をミッションに掲げる一般社団法人チャレンジドLIFE。
現在、乳幼児玩具メーカー「ピープル株式会社」と協働し、発達障がい児の子育て経験を活かした、ユニバーサルなおもちゃを開発するプロジェクトを進めています。
2021年10月2日、チャレンジドLIFE4周年記念トークイベントがオンラインで開催されました。ともにプロジェクトを進めるピープル株式会社のおふたりをゲストに迎え、チャレンジドLIFE代表の畠中直美と開発の裏側を語り合いました。
本レポートでは、トークイベントの様子を3回に分けてお伝えします。
(取材協力:ライター 田中 美奈さん)